Daemon Tools、Alcohol 52%、Magic Discの比較

昨日の日記を書いてから、気づいたこと、調べて分かったことがあったので、書きたくなった。


2008.3.17訂正&加筆。sptd.sysについて

フリーの仮想ドライブ作成ソフト比較

  • Daemon Tools*1
  • Alcohol 52% Free Edition
    • イメージの作成:可能
    • イメージの書き込み:不可
    • マルウェア:付属のツールバーマルウェア(インストールしないことも可能)
    • 補足:イメージリストがあり、イメージの管理が楽ちん。シェル拡張、関連づけの変更が可能。
  • Magic Disc
    • イメージの作成:可能
    • イメージの書き込み:不可(メニューにはそれらしき項目があるが、使用不能
    • マルウェア:なし
    • 補足:独自のUIF形式を扱え、イメージの圧縮、パスワード保護が可能。メニューの一部項目は使用不可(Edit〜、Burn〜)

考察

とりあえず、唯一マルウェアに関係ないのがMagic Disc。
後の二つは、ツールバーに関して言えばインストール時にチェックを外すことによって回避できる。もしインストールしてしまっても、ツールバーだけアンインストールすることができる。Alcoholでは、以前はツールバーごとインストールされていたのが、選べるようになっていた。それから、同じAlcohol 52%でもフリーとシェアウェア版の2種類があるので注意。シェアウェア版にはツールバーが入ってない。
問題はオレオレ証明書があるDaemon Toolsで、回避不能な上にソフトをアンインストールしてもそのまま残る。オレオレ証明書自体はそれほど深刻ではないけど、気になるならインストールしないのがいい。


そのほかの機能については、イメージをたくさん扱うならAlcohol 52%のイメージリストは便利。シェル拡張と関連付けで、イメージから直接仮想ドライブにマウントすることができる。
Magic DiscのUIF形式については、イメージ圧縮とパスワード保護は便利。便利だがMagic Discでしか使えないのでやや不便でもある。あと、フリーゆえなのか、一部のメニューが使用不可でシェアウェア版のホームページが開くようになってる。

sptd.sys

仮想ドライブ作成ソフトではDaemon ToolsとAlcoholには、sptd.sysというドライバがついてくる。これは必要なものだけど、いろいろと問題を起こす可能性がある。詳しくは続きに
Magic Discはsptd.sysを必要としないが、トラブルが起こらないとは言い切れないのでバックアップは忘れずに。

結論

  • 単純なのがよかったり、イメージにパスワードかけたりしたい人はMagic Disc
  • イメージをたくさん扱うならAlcohol 52%
  • Daemon Toolsを使いたい人はなるべく最新のバージョンに

*1:ここ1年以上使っていないので、最新版では変わっている可能性があります